Kitchenの語源はラテン語のco-quina(火を使うところ)、古来語ではcycene(クチーナ)で、これらが転じてキッチンとなったと言われています。日本では昭和40年代後半にドイツからの輸入に始まり、やがてシステムキッチンとして国内で生産されるようになり、現在では多様化するニーズに応え、数多くのメーカーが多種多様なラインナップを取り揃えています。
日本の“風呂”は江戸時代から普及し始め、公共のコミュニケーションの場としての文化が形成されました。やがて自宅に風呂を持つ世帯が増え始め、現在ではバスタブと洗い場を湿式方式で作る在来浴室と、ユニットバスルームが一般的となりました。ユニットバスは東京オリンピックに備え、急ピッチで建設が進められていたホテルニューオータニに、内装工事を省力化するために考案され納入されたのが始まりです。今では殆どのユニットバスが1~2日間で組み立てる事が可能で、リフォームには最適です。
温水洗浄便座(ウォシュレット)や省スペースに最適なタンクレスタイプの便器、シャンプーや鏡の曇り止めをはじめ、多機能で多目的に使用できる洗面化粧台など、日本はこの分野では生活環境や文化を反映し、独自の進化を遂げてきました。節水や節電など環境への配慮も加えられ、現在でも目覚ましい進化が続いています。
バスルーム・キッチン・洗面所へお湯を供給する重要な設備の一つです。家庭でのエネルギー消費量の約50%を給湯・暖房利用が占めている事もあり、近年は環境への配慮から節電指向で、オール電化にはエコキュートや電気温水器などが中心となりますが、最近ではガス給湯器もCO2排出量が大幅に改善され、値段もお手頃です。その他ソーラーシステムや、電気とガスを組み合わせたハイブリッド型など、新たな熱源機も登場しています。